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夏の湿った空気が肌にまとわりつく合宿所。扇風機の風だけが唯一の救いで、汗ばんだTシャツが背中に張り付いていた。

「澪、また負けたね」

後輩の翔太がニヤリと笑いながらコントローラーを置く。向かい側に座る澪は、頬を赤らめて唇を尖らせた。

「もう!次は絶対勝つから!」

彼女のEカップの胸が、興奮した息遣いで上下する。薄手のタンクトップ越しに透けるブラのラインが、僕の視線を誘う。

この夏合宿は毎年恒例で、ゲームサークルのメンバーが集まって深夜まで騒ぐのが通例だ。普段は穏やかな澪も、ゲームとなると途端に熱くなる。特に格闘ゲームは彼女の十八番で、僕ですら簡単には勝てない。

――少なくとも、今日までは。

「今日は調子悪いだけだよ」と澪が悔しそうに呟く。

「じゃあ、もう一回やろうか」と後輩の健人が提案する。「今度は……罰ゲームつきで」

部屋の空気が一瞬で変わる。澪がきょとんとした表情で首を傾げる。

「罰ゲーム?」

「負けた方が勝った人の言うこと、一回だけ聞く。どう?」

冗談半分の提案だったが、澪はふんっと鼻を鳴らして承諾した。

「いいわよ。でも私が勝ったら、あなたたち二人でコンビニまで走ってお菓子買ってきて」

「了解です」

再びコントローラーを握り、対戦が始まった。

――しかし、結果は惨敗。

「なんで……?」

澪の手元からコントローラーが滑り落ちる。彼女は信じられないという表情で画面を見つめた。

「おいおい、先輩、約束だよ」

翔太がゆっくりと立ち上がり、澪の前に膝をつく。

「罰ゲーム……『俺たちのチンポ、舐めて』」

澪の目が一瞬で見開かれた。

「……え?」

「約束だろ?」健人がにやりと笑う。「一回だけ聞くって」

澪は僕の方を見た。助けを求めるような視線だったが、僕は声を出せなかった。

「……そんなの無理に決まってるでしょ」

澪が小声で拒否するが、翔太はすでにジーンズのチャックを下ろしていた。

「先輩、約束破り?」

膨らんだボクサーパンツの上から、形がくっきりと浮かび上がる。澪の視線が自然とそこへ吸い寄せられる。

「……っ」

彼女の喉が小さく動いた。

「ほら、早く」

健人が背後から澪の肩に手を回す。そのままゆっくりとタンクトップの裾を捲り上げ、下から覗くブラのレースを指でなぞった。

「やめて……あん」

澪の声が震える。翔太はパンツをずり下げ、完全に剥き出しにした肉棒を澪の目の前に突きつけた。

「舐めろよ、先輩」

澪は一瞬ためらったが、やがてゆっくりと唇を近づける。

「ん……ちゅ……」

小さな舌先が亀頭に触れた瞬間、翔太の腰がびくっと跳ねた。

「あ……っ、すげぇ……先輩、舌柔らか……」

澪は目を閉じ、そのままゆっくりと口の中へ咥え込んでいった。頬がくぼみ、喉の奥まで収まっていく様は、僕ですら見たことがないほどの淫靡さだった。

「おい、健人、見てみろよ……先輩、めっちゃ上手いぞ」

背後から澪の胸を揉みしだく健人の手が激しくなる。ブラのカップを押し上げ、指が乳首を直接いじり始めた。

「んっ……! あ……っ」

口の中でペニスをくわえたまま、澪は小さく喘いだ。唾液が溢れ、顎を伝って垂れる。

「もっとしゃぶって……ほら、奥まで」

翔太が澪の後頭部を掴み、腰を押し込む。澪の鼻先が陰毛に埋もれ、涙目になりながらも必死に喉を鳴らす。

「げほ……! ん……ちゅぱ……」

その様子を見ていた健人が我慢できなくなったのか、急にズボンを下ろす。

「先輩、俺のも……お願いします」

まだ澪の口が塞がっているのに、健人は無理やり自分のペニスを頬に押しつけた。

「んん……!?」

澪は混乱した表情で目を見開くが、二人は構わず腰を動かし始める。

「交代でしゃぶってよ」

「ん……ちゅ……ぁ……」

唾液まみれの唇を健人の肉棒に移すと、今度は翔太が澪の胸に手を伸ばした。ブラをずらし、露わになった乳首を指でひねる。

「あ……っだめ……んんっ!」

激しい愛撫に、澪の体が仰け反る。タンクトップは完全に捲れ上がり、胸は二人の手に弄ばれていた。

「先輩……俺もイきそう……」

健人の声が苦悶に歪む。澪は慌てて頭を振ったが、彼はそのまま腰を押し付け、精液を口の中に吐き出した。

「ん……! ごっ……ん……」

澪は目を閉じて飲み込むと、今度は翔太のペニスにしがみつくように唇を戻した。

「あ……もうダメ……出る……!」

翔太の腰が痙攣し、白濁液が澪の舌の上に迸る。彼女は苦悶の表情で喉を鳴らしながら、全てを飲み干した。

「……ぁ」

精液の味に顔を顰めながら、澪はようやく解放された。唇から糸を引く唾液が、どれだけ深く咥えられていたかを物語っていた。

「……終わった?」

澪が涙目で尋ねるが、二人の表情はまだ渇ききっていなかった。

「いや……まだだよ」

翔太が澪の肩を押し倒す。

「ちょ……! もう約束終わったでしょ……あん!」

抵抗する澪の足を健人が広げ、そのままショーツをずり下げた。

「一回だけ、って言ったけど……さっきのはフェラだけだろ?」

「や……やめて……彼氏がいるのに……っ」

澪が僕を見る。でも、僕は動けない。むしろ、この状況を見ているだけで股間が熱くなっていた。

「先輩……濡れてるじゃん」

健人の指が割れ目に触れ、澪の体が跳ねる。

「あ……っ! 触らないで……んんっ!」

二人は澪の手足を押さえつけ、自由を奪う。翔太は再び勃起したペニスを澪の顔に押し付け、健人はそのまま下へと唇を滑らせた。

「ん……! あ……そこ、舐めないで……あぁんっ!」

澪の喘ぎ声が部屋に響く。僕はただ、その様子を眺めながら、自分が思っていた以上に興奮していることに気付いた。

――彼女が他人に犯されるのを見て、僕は勃起していた。

「先輩……挿れていい?」

健人の囁きに、澪は小さく首を振った。

「だめ……やっぱりだめ……あん!」

でも拒む声は、もうどこか諦めに似ていた。

「入れるよ」

ぐちり、と肉の摺れ合う音。

「あ……っ! あ……んんっ……!」

澪の体が跳ね、翔太のペニスが喉奥まで突き刺さる。二人の男に前後から貫かれ、彼女の体は激しく震えた。

「先輩……めっちゃ締まってる……っ」

健人の腰の動きが荒くなる。澪は喘ぎながらも、無意識に腰をくねらせていた。

「あ……っ、ん……気持ちいい……あぁん……!」

自分でも信じられないような言葉を零す澪。僕はその変化に、さらに興奮を覚えた。

「イく……イっちゃう……あ……っ!」

激しいピストンに澪の体が反り返り、二人もそれに合わせて射精した。

「はぁ……はぁ……」

汗だくで崩れ落ちる澪。体中に精液を塗られ、髪は乱れ、目は虚ろだった。

「……ごめん」

翔太がようやく我に返ったように呟く。

澪は何も言わず、ただ涙を浮かべていた。

――それから数日後、意外なことに澪は僕にこう言った。

「……あの夜のこと、覚えてる?」

僕がうなずくと、彼女は頬を赤らめながら続けた。

「実は……あれ、私も興奮しちゃって……。あなたに見られてるのが、妙に気持ちよくて……」

その告白に、僕らは再び激しく絡み合った。

あの夜の記憶は、今でも鮮明に僕たちを熱くさせる。